タイトアグレッシブなプレイヤーを打ち負かす

ポットに金を投け入れてジャックポットを引けるのに期待するというプレイが上手く行かないことに気付いたとき、多くのプレイヤーが踏み出す第1歩が、タイトアグレッシブ(TAG)なプレイヤーになることだ。

そのようなタイトアグレッシブなスタイルでどうプレイするかの説明に丸々一冊を費やして本を書いた著者が何人もいる。でも僕はここでそれをほんの1、2行で説明できる。

プリフロップでは良いハンドだけを選んでプレイしろ。チェックで回ってきたらべットせよ。レイズされたらフォールドすること。

チェックで回ってきたらべットせよ、というのはアグレッシブな部分だ。プリフロップでは良いハンドだけを選べ、レイズされたらフォールドしろ、というのはタイトな部分である。これでタイトアグレッシプ。お分かりいただけたのではなかろうか。

これで上手くやっていけないという訳では無い。君が家で牧場を経営していて、そこで野生から保護されたアルパカを何頭も養っていかなきゃならないとでもいうのでない限りは、僕がいまほんの1行ほどで表現した戦略でミドルステークスのノーリミットホールデムを、国の内外のあちらこちらでプレイすれば、そこそこ食べていくことは可能たろう。

TAG戦略がスロットマシーン戦略と比べてより進歩しているというのは、このやり方たとアグレッシブな部分で小さなポットや中ぐらいのポットを数多く取れて、なおかったまにはモンスターハンドでスタック全部を取れる可能性も残されているからだ。

スロットマシーン型プレイヤーはフロップをミスする場合が多々起きるので、ビッグハンドが出来るまでの間に、沢山のチェックを繰り返すことになる。だからもし彼らがチェックした時にべットしたら、ほとんどの場合彼らはフォールドして君が勝つことになる。

TAG戦略のタイトの部分、これこそが肝心、というか、ほとんどのプレイヤーがそこでセカンドベストハンドで相手にペイオフしたり、根拠の希薄な荒っぽいブラフをやらかしたりして、自分の稼いだ分全部、あるいはそれ以上を吐き出すのである。

だから、TAGプレイヤーに勝ちたければ話は簡単だ。レイズせよ。

その1語たけでTAG戦略は葬り去れる。「レイズされたら降りろ」これがTAGプレイヤーのやり方なのだ。そこで基本的TAG戦略に勝っ方法はとってもシンプルだ。レイズすればいいのだ。

オーケーオーケー、君の言いたいことは分かっている。確かに「レイズしろ」の1語で言い切れるほど、話は単純じゃないことは、僕も認めよう。いつレイズすべきかという場面は、賢く選ぶようにしなければならない。特に選んで行きたいのが、TAGプレイヤーが屑手ならべットするが、中程度の強さの手ならポットコントロールしたがるというような状況だ。TAGが中程度に強い手でべットはするものの、レイズされたら降りるというような状況も同じぐらい良さそうだ。こういう場面を上手く選ぶためには、ホードテクスチャー(注1)への理解や相手のハンドレンジをどう構築していくかの知識が両方求められるのである。

そうした理解を身につけることが出来れば、典型的なTAGプレイヤーを徹底的に打ち負かすのは、レイズするのと同じぐらい簡単なこととなる。TAG戦略は、頻繁にべットを仕掛けるが、レイズされたらフォールドするという心づもりを軸に回っている。その心づもりこそが、永遠に消し去ることの出来ない、大きな大きな弱みを作り出し、その弱みさえー旦見つけ出すことが出来れば、それにつけ込むのはとても簡単なことなのだ。

僕がこれまでに出した2冊の本、『How To Read Hands At No-Limit HoId’em』(ノーリミットホールデムにおけるハンドリーディング」と『Playing The Player(プレイヤーをプレイする)』では、典型的なTAGプレイヤーを打ち負かすための方法論が詳細に述べられている。もしまたそれらを読んでいないというのであっても、心配には及ばない。そうした予備知識が無くても当サイトの内容はすべて理解出来るようにかかれている。とはいうものの、当サイトを読み終わったら、せひそちらの2冊の本も読んで欲しい。

注1:ホードテクスチャーとは、ホードに開かれたカードのランクやお互いの結びつきなどの性質を一般的に言い表したもので、ホードテクスチャーは、プレイヤーがどのような手役やドローを持ちうるのかという可能性を通じて、プレイに大きく影響する。

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