頻度のゲーム ー フォールド頻度

相手のうちの誰かがべットする度に、次に君がやることは3つの頻度に分類される。レイズの頻度、コールの頻度、フォールドの頻度だ。相手は$180をベットしてきた。例えば今$2ー$5のケームをプレイしていてターンまでハンドが進んでいるとしよう。ポットには$210が入っている。その時に君の反応の1つとして考えられるのが、30パーセントの割合でフォールドして、60パーセントはコール、残りの10パーセントはレイズするということだ。このように頻度の1セットが決まることで、相手のそのべットがどれぐらい額の金を勝ったり負けたりするのかが決まってくる。

あるいはまた、君の方は50パーセントの割合でフォールドにして、35パーセントの割合でコールし、15パーセントの割合でレイズするというようにも出来る。この頻度の1セットにすると、相手のべットが勝ったり負けたりする額の金も変わってくる。この変化は相手のハンドやホードが同じたとしても起きる。相手のべットのバリュー(すなわち相手のハンド全体のバリュー)が、君の反応の頻度によって変わってくるのである。

これの意味するところをじっくりと考えてみて欲しい。僕はまだ君が持っているハンドが何なのかについて一言も触れていない。何故ならば、君が何のハンドを持っているかというのは、ほとんどと言っていいぐらい関係が無いからなのだ。相手が自分のべットから稼ぎ出せる金は、主に君の反応の頻度によって決まってくるのである。

例えば、もし君がある特定のターンカードが出たときに降りすぎるとしたら、相手はべットして金を稼ぎ出せる。もし君がそれよりもなかなか降りないのたとしたら、相手の稼ぎは減り、その分君がより稼げることになる。

これが正しくなるのは、君がどのハンドをコールしてどのハンドをレイズするかの選択を、ある程度のレベルの知性を持って行った場合の話だ。もし君がコールの頻度を上げたとしても、72オフスートを配られる度に頑固なまでにコールダウン(注1)するなんていうのであれは、もちろん話は違う。金を稼ぎ出すことには繋がらない。

だがすべての意思決定ポイントで君がポーカー的に意味の通るハンドを選択している限りにおいては、今僕のいった話は真実である。もし君の頻度が、相手の頻度よりも優れているのなら、長期的には君が勝つことになるたろう。ハンド選択を微調整することでも、勝率は徐々に上がるたろうが、それよりも頻度のほうがもっと大事である。

ハンド選択よりも頻度に焦点を当てるというのは、ほとんどの人のポーカーのやり方とはまさに真逆である。彼らはまずハンドの強さについて考える。それからそのハンドを強さ次第で、フォールド、コール、レイズにそれぞれ振り分けるのである。頻度というものは、彼らがそうしてハンドを振り分けていく中で、何のためらいもなく考慮の対象外としてこほれ落ちてしまっているのである。

例えば仮に、あるプレイヤーがある特定のリバーカードに対して、コールかレイズをするハンド2つごとに、フォールドするハンドが8つあるとしよう。このプレイヤーは80パーセントの頻度でフォールドすることになる。そしてこのプレイヤーは「このリバーでの自分のフォールド頻度はどれぐらいたろう?」あるいは「う~む、このリバーカードで自分のフォールド頻度を80パーセントにしておくことは本当に正しいのだろうか?」などというような考え方は絶対にしない。彼はただフォールドするハンドを持っていたらフォールドし、コールするハンドを持っていたらコールするだけのことなのだ。

フォールドの頻度は、結局のところ、もの凄く重要なものとなっている。君が降りさえすれば僕の勝ちだ。僕のハンドが何だろうと関係ない。たからもし僕が君から金を勝ち取ろうとするのであれば、僕に必要なのは君のフォールド頻度が高過ぎになるような場面を見つけ出して、そこで僕の2枚のカードが何であるかは関係無しにべットすることたけなのだ。

今日のゲームでは、大半のノーリミットレギュラープレイヤーの、ターンとリバーでのフォールド頻度は高すぎる。それはつまり、僕にとって金を勝ち取るためにやるべき事は、そういうシナリオを見つけ出してそこでべットするだけのことなのだ。特にそういうムーブ(仕掛け)はおそらく、僕がノーリミットホールデムをプレイして金を稼ぎ出す上で、もっとも重要な手段なのである。

たがしかし、前に挙げたようなルーレットやクラップスの例と同じように、どこに着目すれはいいのかが分からないと、ポーカーを何千時間プレイしようとも、他の人のフォールド頻度が最適よりも程遠いのに気付くことは出来ないのである。

頻度のゲーム ー ベット頻度に続く

注1:コールダウンとは、相手にべットされても降りる事無く、ショウダウンまでハンドをプレイし続けることを言う。

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